東京都議会の鈴木章浩議員は去年6月の定例議会で、当時、みんなの党に所属していた塩村文夏議員が質問を行った際、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」と不適切なやじを飛ばし、国内外から批判が集まりました。
鈴木議員は、この問題の責任を取って自民党会派から離脱し、無所属の議員として活動してきましたが、30日自民党会派に復帰しました。
鈴木議員の復帰について、都議会自民党の相川博幹事長は「地元から復帰を求める要望が強く、騒動から1年たち、本人も反省しているため、会派で話し合った結果、認めることにした」と話しています。
都議会のやじ問題を巡っては、去年9月、再発防止に向けて男女共同参画について議論する議員連盟の会長に就任した自民党の議員が「『結婚したらどうだ』と、プライベートの場では私だって言う」などと発言し、再び批判を受けて謝罪しています。
議員連盟では、セクハラについての研修会を開くとしていましたが、いまだに開かれておらず、都議会の再発防止に向けた取り組みはその後も進んでいないのが現状です。