中国の通貨・人民元の為替レートは、日ごとに取り引きの目安となる「基準値」が定められていて、中国の中央銀行、中国人民銀行は、ドルに対する基準値を１３日まで３日連続で引き下げ、当初より４．６％余り低くしました。
一方、１４日は１ドル＝６．３９７５人民元と、１３日と比べて０．０５％引き上げ、ほぼ同じ水準に据え置きました。
中国人民銀行は基準値の計算の方法について、今月１１日からドルに対するレートの前日の終値を参考にすると発表していて、１３日の終値が、基準値よりやや人民元高の水準だったことが反映されたものとみられます。
１４日の上海の外国為替市場では、日本時間の午後１時現在、ドルに対して基準値よりやや人民元安の水準で取り引きが行われています。
人民元を巡っては１３日、中国人民銀行の幹部が、人民元の調整はひとまず終わったという見方を示し、１４日の基準値が１３日とほぼ同じ水準に据え置かれたことから、市場関係者の間には人民元の値動きは当面は落ち着くのではないかという見方が広がっています。
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