NHKの高橋是清のドラマ面白い。大河ドラマで干された「NHK左派」のスタッフが結集してつくられたのだろうか(笑)。是清のセリフがいちいち現在の政情や世相、ことにアベノミクスに対する批判になっているのも痛快だ。
要するに「手っ取り早くカネを稼ごうぜ!」というカネに汚い連中がこの国を悪くしてるんだよ。安倍晋三率いる自民党然り、ゴミ右翼然り、ホリエモン然り。こいつらの言動見てりゃ分かるだろ。そういうものを忌避する人々がその薄汚い連中に対して、これ以上この国をダメにしないために抗ってるんだよ。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150822#1440240043
1930年代に似てきたアベノミクスの運命 (JBpress) - Yahoo!ニュース
高橋を「日本のケインズ」と賞賛する向きもあるが、その後の日本とドイツがどういう運命をたどったかはご存じの通りだ。それが失敗した原因も、アベノミクスと似ている。
高橋が1932年に蔵相に就任して最初にやったのは、大恐慌の最中の1930年に金輸出を解禁して金の大量流出を招いた浜口内閣の政策を止めることだった。高橋はデフレに陥った日本経済を建て直すために金輸出を再び禁止し、農村救済のための景気対策を行なった。
これによって歳出は前年比32%増になったが、その財源は国債でまかなわれ、それを高橋は日銀に引き受けさせた。こうした政策でデフレは止まり、1932〜36年に卸売物価指数は6%上昇し、鉱工業生産は10%伸びた。
しかし高橋は、政府が財政赤字で有効需要を創出すべきだとは考えていなかった。彼は均衡財政主義であり、高橋財政は基本的には健全財政だった。総予算は増えたが、軍事費を除く予算は33年以降は減少した。財政が膨張した最大の原因は、軍事費だったのだ。
日銀が国債を引き受けたのも意図的にインフレを起こすためではなく、世界恐慌の最中で銀行に国債を買う体力がなかったからで、日銀は引き受けた国債を徐々に市中に売却しており、結果的には市中で消化した。
市中消化が滞り始めると、高橋は国債を減らそうとしたが、これが軍部の反発を招き、1936年に二・二六事件で暗殺された。この結果、国債発行は歯止めを失って軍事費は際限なく膨張した。価格統制が行われたため、戦時中は物価はそれほど上がらなかったが、敗戦とともにハイパーインフレになり、国債は紙切れになった。
高橋財政の教訓は、放漫財政は元に戻せないということだ。高橋自身は最終的には国債を償還して均衡財政に戻そうと考えていたが、日銀引き受けという「打ち出の小槌」をもった政治家や軍部は、それを離さないのだ。
池田 信夫
高橋是清 - Wikipedia
出口戦略 - Wikipedia
景気後退時に政府や中央銀行がとった景気刺激策や金融政策に対しても、経済成長へと転じる際に大幅な財政支出やゼロ金利政策、量的緩和の解除などの政策転換を図りつつも、持続的な経済成長を軌道に乗せるための適切なマクロ経済政策を運営する戦略を出口戦略と呼ぶ。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150821#1440153497
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やっぱり潮目が変わってきた。NHKラジオの経済コラムで「アベノミクスは催眠術、魔術。目を覚ますべき」と断言。「アベノミクスで雇用が良くなったというのも牽強付会。真剣に経済のあり方を考えるべき時に来ている」。コメントしたのは元NHK解説委員で明大特任教授の山田伸二さん。
国民に期待だけと排外的な優越感や危機感を与えるような社会になってしまいました。言論や表現が「バカ」「死ね」「つぶせ」だと勘違いをする言論界にも。ここに立っての安保法制と改憲です。経済は所得の低いところから高い方への移転となりした。
#アベノミクス #リフレ
建築家