IMF=国際通貨基金は年に1度、各国の経済政策に関する報告をまとめていて、2日に日本についての報告を公表しました。
それによりますと、アベノミクスについて、当初の成功は評価するものの、経済成長の勢いは弱く、デフレも根強く残っていると指摘しています。しかし、国の借金が多額に上っていることや、日銀が国債などを大量に買い入れていることを踏まえ、国の財政政策や日銀の金融政策の余地は限られているとしています。
このため、大胆な構造改革によるアベノミクスの改善が必要だとして、企業に対して、賃金の引き上げを促すような政策の導入や、正社員と非正規労働者の格差をなくすため、同一労働同一賃金といった労働市場の改革を求めました。
そのうえで、長期的な課題として、財政健全化の達成を挙げ、消費税について少なくとも15%まで毎年0.5%から1%の幅で、段階的に引き上げるとともに、社会保障費を抑えることが必要だとしています。
アベノミクスは道半ば―が最近の安倍首相の言い訳。「福島はコントロールされている」「新しい判断」に続く安倍の嘘だ。苦しくなったら嘘をついてごまかす。こうなったら何でもありだ。次は何だ?人は信用されなくなったら終わりだが、首相は別⇒ https://t.co/l63rBCnFNh
— おくあき まさお (@tuigeki) 2016年8月2日