経済産業省が３１日発表した先月の鉱工業生産指数は、平成２２年を１００とした指数で９７．７となり、前の月と比べて０．６％低下しました。前の月を下回るのは２か月ぶりです。
今回、指数が低下したのは、中国向けのスマートフォンの部品が新製品の投入を控えて、輸出が減ったことや国内向けの自動車用のエンジンの生産が減ったことが主な要因で、１５業種のうち１０業種で前の月を下回りました。
一方、主な製造業の生産予測は８月がプラス２．８％、９月がマイナス１．７％としていて、経済産業省は生産活動の基調判断について、これまでの「生産は一進一退で推移している」という表現を据え置きました。
経済産業省では「このところの中国経済の減速の影響は今回の調査に反映されておらず、今後の中国向けの輸出の動向を注視したい」としています。
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