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アラファト氏の毒殺疑い 司法当局が捜査打ち切り NHKニュース

パレスチナ暫定自治政府アラファト前議長が、2004年、パリ郊外の病院で死亡したことを巡っては、何者かに毒物を使って暗殺された疑いがあるとメディアが報じ、3年前、夫人のスーハさんが、容疑者を特定しないまま、殺人の疑いでフランスの司法当局に告訴していました。
これについて、フランスの司法当局は2日、公判を始めるかどうか判断するため捜査を続けてきた裁判所の予審判事が、第三者の関与を裏付ける証拠が不十分だとして、捜査を打ち切ったことを明らかにしました。
これに対して、夫人の弁護士は、判断は性急だとして、上級の裁判所に申し立てるとしています。
アラファト前議長の死因を巡っては、おととし、スイスの研究機関が「遺体から毒性の強い放射性物質ポロニウムが検出された」と、第三者の関与があったとする鑑定結果を出したのに対して、司法当局は「ポロニウムは遺体の埋葬後に蓄積した、自然界に由来するものだ」とする見解を示し、当局の最終的な判断が注目されていました。