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記憶遺産に中国申請の「南京事件」 NHKニュース

この決定はユネスコのホームページで9日、発表されました。「記憶遺産」は、世界各地に伝わる重要な古文書や貴重な映像などを人類の財産として保護しようとユネスコが登録するもので、その審査にあたるユネスコの国際諮問委員会が今月4日から3日間にわたってUAE=アラブ首長国連邦で開かれました。
審査の結果はボコバ事務局長に勧告され、事務局長は中国が申請していた、▽旧日本軍が多くの中国人を殺害したなどとされる「南京事件」を巡る資料を登録することを決定しました。
一方、同じく中国が申請していた▽いわゆる「従軍慰安婦」の問題に関係があるとされる資料は登録されませんでした。
中国は、「南京事件」について日中間でも議論がある犠牲者の数について30万人以上だとした南京軍事法廷の資料や、いわゆる「従軍慰安婦」の問題を巡って旧日本軍が慰安所を設立したことなどを示すとされる資料などを提出していました。
これに対して日本政府は、去年の中国の申請以降、何度も抗議をしたうえで申請を取り下げるよう求めてきました。

「シベリア抑留」なども記憶遺産に 日本が申請 NHKニュース

「記憶遺産」は、世界各地に伝わる重要な古文書や貴重な映像などを人類の財産として保護しようとユネスコが登録するもので、その登録を決めるユネスコの国際諮問委員会が今月4日からアラブ首長国連邦アブダビで開かれました。
その結果、日本が申請していた京都府舞鶴市のいわゆるシベリア抑留や、戦後、旧満州などから引き揚げた人たちに関する資料と、京都の東寺に伝わっていた、国宝の「東寺百合文書」が登録されることが決まりました。
このうち、いわゆるシベリア抑留などに関する資料は、旧ソビエト軍に連行されシベリアなどに抑留された人や、戦後、旧満州などから引き揚げた人、合わせておよそ66万人が京都府舞鶴市舞鶴港に到着する船で帰国を果たしたことから舞鶴市が記念館を設けて保管しているものです。抑留中の体験を書き残した日記やスケッチのほか、帰還を待つ家族の手紙や引き揚げ船の乗船名簿など570点に上ります。
また、「東寺百合文書」は1000年以上前のおよそ2万5000通に及ぶ古文書で中世の日本各地の文化や暮らしなどを伝える貴重な資料として知られています。日本ではこれまでに、江戸時代に『慶長遣欧使節』がヨーロッパから持ち帰った関係資料などが「記憶遺産」に登録されていて、今回で合わせて5件になります。