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トヨタ、50年にガソリン車販売ほぼゼロ 20年以降にFCV年3万台 | Reuters

トヨタ自動車 は14日、中長期な環境への取り組みを発表した。地球温暖化につながるCO2(二酸化炭素)削減のため、2050年にはディーゼルやガソリンといったエンジン車の新車販売をほぼゼロにする方針を明らかにした。一方、走行時に水しか出さず、究極の環境対応車と位置づける燃料電池車(FCV)は20年以降に年3万台以上の販売を目指す。


同社は50年時点での車種別の新車販売比率のイメージ図を公表。具体的な数字での比率は示さなかったが、新車販売のほとんどがFCVをはじめ、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)といった車両にし、エンジン車は限りなくゼロに設定した。


都内で会見した伊勢清貴専務役員は「地域によっては電気が使えないなどインフラ上の制約もあるため、少しは残る」としながらも、エンジン車は「なかなか生き残れない」と説明。自動車業界にとって「天変地異に等しい」とし、トヨタも対応していかなければならないとの考えを示した。


FCVの世界販売は、普及に向けた「熱を冷ましたくない」(伊勢専務)として、20年以降に年3万台以上とする目標を掲げた。日本では年1万数千台の販売を目指す。昨年末に発売した市販車「ミライ」は日本で約350台を販売したが、受注に生産が追いつかず、現在も納期まで3年以上かかる状態だ。欧米でも今秋から販売を開始。年生産規模は15年末までは約700台、16年は約2000台、17年には約3000台に拡大する計画。


HVの世界販売は、20年までに年150万台と14年の約126万台から2割近く増やし、累計で現在の800万台超から1500万台に引き上げる方針を示した。伊勢専務はHV販売拡大のため、引き続き燃費改善やコストの引き下げ、低価格化を進めるとした。


一方、EVは「電気容量を増やす開発は進めているが、充電時間を短くする技術が目先まったくない」(同)と説明、容量を増やしても充電に時間がかかると使い勝手が悪いため、引き続き近距離用途としての開発にとどめるとした。


こうした環境対応車の販売拡大により、世界で販売する新車平均の走行時のCO2排出量を10年比で22%以上、50年には同90%の削減を狙う。自然エネルギーの利用拡大などで、50年には工場から排出するCO2をゼロにするなどの目標も盛り込んだ。

トヨタ 燃料電池バスを100台以上生産へ NHKニュース

トヨタ自動車は14日、車に充填(じゅうてん)した水素と空気中の酸素を反応させて発生した電気で走り、走行中に二酸化炭素を排出しない燃料電池車の生産計画などについて発表しました。
それによりますと、燃料電池バスについては、来年度から東京都庁などに納入を始め、2020年の東京オリンピックパラリンピックに向けて、100台以上を生産するとしています。
また、去年から市販している燃料電池乗用車について、2020年ごろからは、世界全体で今のおよそ10倍に当たる年間3万台以上を販売することを目指すとしています。
さらに、トヨタは、燃料電池車などの普及を進めることで、2050年には販売する新車が排出する二酸化炭素の量を平均で、2010年と比べて90%減らすとしています。
トヨタ自動車の伊勢清貴専務役員は、「究極のエコカーと位置づけている燃料電池車を中心に、電気自動車の導入なども進めて、二酸化炭素の削減目標を達成していきたい」と述べました。