政府は、アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡り、沖縄県の翁長知事が名護市辺野古沖の埋め立て承認を取り消したことは違法だとして国土交通大臣が翁長知事に是正を勧告し、従わない場合は代わりに埋め立てを承認する「代執行」の手続きを進める方針です。
これについて菅官房長官は午後の記者会見で、「国土交通省からは、あすにも勧告文書を沖縄県知事へ送ると報告を受けている。地方自治法上は、知事が勧告にかかる事項を行わない場合、指示することができるので、法令に従ってそうした手続きが進んでいくと思っている」と述べました。そのうえで菅官房長官は、その後の対応について「現時点においては、埋め立ての取り消し処分を取り消すように、まず、あす勧告を出すということで、翁長知事がどのような対応をするのかに関わってくる。政府としては、すべて法に基づいて物事を進めていくことになる」と述べました。
