https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

米GDP プラス1.5%にとどまる NHKニュース

アメリカ商務省が29日発表した、ことし7月から9月までの第3・四半期のGDPの速報値は、年率に換算した実質で、前の3か月に比べて1.5%のプラス成長となりました。アメリカのGDPは前の期の4月から6月は3.9%増加して堅調でしたが、夏以降、回復の勢いが鈍りました。
項目ごとに見ますと、GDPのおよそ7割を占める個人消費は3.2%のプラス、住宅投資も6.1%のプラスと拡大を続けました。
ただ、輸出は中国など海外の経済の減速やドル高の影響が不利に働き、前の期の5.1%のプラスから1.9%のプラスに伸び悩みました。また、企業が在庫を減らしたこともGDPを押し下げる方向に働きました。
市場関係者は、8月に中国から世界に広がった株価急落などの不安定な動きが次第に収まってきているため、10月から12月のGDPは伸びが加速するとみています。
アメリカの中央銀行に当たるFRB連邦準備制度理事会は、12月に予定される次の金融政策の会合で、異例のゼロ金利政策を解除して利上げを始めるか判断する方針で、GDPの減速が一時的なものにとどまって、景気の拡大が確認され、利上げの条件が整うかどうか注目されます。


#経済統計