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閲覧履歴の不正追跡 フェイスブックに判決 NHKニュース

ベルギーの裁判所は、世界最大の交流サイトを運営する、アメリカのフェイスブックがユーザー登録をしていない個人のインターネットの閲覧履歴を不正に追跡しているとして、48時間以内にこの行為をやめなければ、多額の罰金を科すとする判決を下しました。
ベルギーではことし6月、フェイスブックがユーザー登録をしていない個人のインターネットの閲覧履歴を、本人の同意を得ずに不正に追跡しており、個人情報保護法に違反しているとして、独立した監視機関の「プライバシー保護委員会」が裁判所に訴えを起こしました。
審理を進めていたベルギーの裁判所は9日、訴えを全面的に認め、フェイスブックに対し、48時間以内にこの行為をやめなければ、1日当たり25万ユーロ(日本円でおよそ3300万円)の罰金を科すとする判決を下しました。
フェイスブックによる個人情報の取り扱いを巡っては、ドイツやオランダなどでも、プライバシーに関わる情報の管理が不適切だなどとして、当局が調査に乗り出しています。
インターネットを通じた交流やビジネスが拡大を続けるなか、ヨーロッパでは個人情報の保護を強化する動きが広がっていて、先月もアメリカの企業がEU=ヨーロッパ連合の域内で得た個人情報を本国に転送することを認めた協定について、EUの裁判所が無効だとする判断を下しています。


ベルギーの裁判所の判決を受けてフェイスブックは声明を出し、「閲覧者を追跡する機能は世界中の15億人の利用者を保護するために5年以上前から使用している。この判決によってベルギーでフェイスブックのアクセスに混乱が起きないように努めている」として、上訴する方針を明らかにしました。