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米大統領「偏見反対を」日系人強制収容を例示 NHKニュース

アメリカではカリフォルニア州で男女2人が銃を乱射し14人が殺害されるなどして、テロへの不安が高まっており、イスラム教徒に対する差別や脅迫などが相次いでいます。
こうしたなか、オバマ大統領は15日、ワシントンで開かれた移民の国籍取得を祝う式典で演説し、「第2次世界大戦中には、ドイツ人やイタリア人が拘束されたほか、アメリカの暗い歴史のひとつとして、日系人が強制的に収容所に入れられた。われわれは恐怖に屈して同胞を裏切ってしまった」と述べました。
そのうえで「われわれはもう1度、過去の過ちを決して繰り返さないと決意する必要がある。移民の子どもに対する侮辱やイスラム教徒に対する脅迫などあらゆる形の憎悪や偏見に反対しなければならない」と訴えました。
オバマ大統領としては、来年の大統領選挙に向けて、野党・共和党から立候補しているトランプ氏がイスラム教徒に対する過激な発言を繰り返すなか、社会の分断が深まることに強い危機感があるものとみられます。