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ドラッカリアン参上/ドラッカー・ファン増殖計画:独ソ同盟という予見

いかに独ソ戦を論じようとも、独ソ同盟の可能性のほうが悪夢として現実化しつつある。今日は悪夢にすぎないものも明日には現実となる。あの政権は、理念的にも社会的にも似ているがゆえに手を結ぶ。

ソ連はもはやマルクス社会主義国家ではなく、ファシズム全体主義国家というべきであるというのがドラッカー教授の見立てである。

ドラッカリアン参上/ドラッカー・ファン増殖計画:独ソ不可侵条約の下地(ソ連の事情)

ドラッカー教授の読みは、「独ソ同盟によって、ドイツが経済的利益を得るのに対し、ソ連は軍事的利益を得る」というものだった。ソ連の弱点は、ウクライナウラジオストックだった。そのためには、戦線を東西の一方に限定するしかなかった。1933年〜1938年まで「共同戦線」推進を模索したが、破綻した。西ヨーロッパ諸国は、独ソ戦を望むようになってきた。さらに日本の脅威ばかりでなく、中国人が移住し、経済活動を活発化させ、不安定要素が増大していた。独ソ不可侵条約のお膳立てはこうして整ったとドラッカー教授は見た。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151215#1450176554
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151119#1447929313