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共産が方針転換 通常国会の開会式に出席へ NHKニュース

共産党は、国会の開会式で天皇陛下をお迎えして天皇陛下がおことばを述べられることに対し、「戦前の帝国議会の儀式を引き継ぐものであり、憲法で規定されている天皇の国事行為から逸脱するものだ」として、これまで出席を見送ってきました。
共産党の志位委員長は24日、大島衆議院議長と面会し、これまでの対応を改め、来月4日に召集される通常国会の開会式に出席する意向を伝えました。
これに対し大島議長は、「承りました」と述べたということです。
大島議長との面会のあと志位氏は記者会見し、「かつては国政に関する政治的発言が含まれるなど、憲法の規定に違反していたが、その後、儀礼的、形式的なものとなり、慣例として定着したと判断できる。開会式の形式が戦前踏襲という問題点は根本的な再検討が必要であることに変わりはなく、抜本的な改革を求めていくが、そうした改革を実現するためにも開会式に出席することにした」と述べました。
また、志位氏は、天皇制について「天皇制の存廃については憲法上の制度なので、その解決は、情勢が熟したときに国民の総意で決定されるべきものだと党の綱領で明記している」と述べました。
共産党が従来の方針を転換した背景には、国会対応で柔軟な姿勢を見せることで、来年夏の参議院選挙に向けて野党勢力の結集に向けた環境を整えたいというねらいもあるものとみられます。