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サウジ、シーア派指導者ら47人処刑 宗派間の対立悪化も | Reuters

サウジアラビアは2日、国内で爆弾などによる攻撃に関与した47人の死刑を執行した。大半は国際武装組織「アルカイダ」の攻撃に関与したスンニ派の過激派だが、サウジ王室に批判的だったイスラムシーア派の有力指導者ニムル師も含まれており、宗派間の対立が国内外に広がる可能性がある。


目撃者によると、サウジ東部州カティフではニムル師の処刑を受けて少数派のシーア派住民ら数百人が集まり、デモ行進を行った。


今回の集団処刑は1980年以来数十年ぶりの規模。


処刑の対象となったのは、2003─06年に国内でのアルカイダによる攻撃に関与したとされるスンニ派が中心。このほか、11─13年に反政府抗議運動を行ったとされるニムル師らシーア派も含まれる。


シーア派が多数を占めるイランの最高指導者ハメネイ師のウェブサイトは、サウジの死刑執行者の隣に過激派組織「イスラム国」の黒い覆面の男、通称「ジハーディ・ジョン」を並べた写真を掲載し、「違いはあるのか」とするキャプションを添えた。


また、同国のイスラム革命防衛隊は「テロリストを支持する反イスラム政権は、激しい報復によって転覆するだろう」とし、今回のサウジの動きを非難した。


欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表はニムル師の処刑について、中東地域で宗派間の対立を一段と悪化させ、「危険な結果」を招く恐れがあるとの懸念を示した。

シーア派指導者 死刑執行 イランのサウジ大使館襲撃 NHKニュース

サウジアラビアは2日、中東の民主化運動「アラブの春」が起きた2011年に、政権に対する抗議デモを主導し宗派対立を扇動した罪などで死刑判決を受けていたイスラムシーア派の指導者のニムル師について死刑を執行したことを明らかにしました。
これを受けて、国民の大多数がシーア派のイランでは、若者らが首都テヘランにあるサウジアラビア大使館の周辺で抗議活動を始めましたが、現地メディアによりますと、一部が暴徒化して大使館に侵入し、火を放つなどしたということです。
けが人などは確認されていませんが、当時の現場の様子だとしてインターネット上に投稿された画像には、施設内から炎が高く上がっている様子などが映っています。
若者らは治安部隊によって排除され、事態を受けてイラン外務省は声明を出し、サウジアラビアの外交施設の安全確保に努める姿勢を強調しました。
イスラムスンニ派が支配するサウジアラビアシーア派のイランはシリアやイエメンの情勢などを巡って鋭く対立していて、今回の事態をきっかけに両国の関係が一層悪化することが懸念されます。