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中国国務院、金融と経済を調整する部署を新設−関係者 - Bloomberg

中国国務院(内閣に相当)が金融と経済を調整する部署を新設したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。中国指導者らは市場監督への投資家の信頼回復を目指している。


この部署は国務院弁公庁の下に置かれた秘書局で、金融と経済それぞれの監督当局間の調整のほか、地方事務所からのデータ収集を担う。未公表であることを理由に同関係者が匿名で語った。日常業務の責任を担う副局長には中国農業銀行の副頭取を務める李振江氏が起用され、先週就任したという。


今回の部署新設は、中国の相場乱高下と景気減速に適切に対応するには政府の構造刷新が必須との認識が共産党指導部で広がっている状況を示唆する。これまで金融や証券を監督する国務院の部署は土地や環境保護林業、観光などさまざまな問題にも対応していた。

China Sets Up New Financial Affairs Office Amid Market Turmoil - Bloomberg Business

中国株急落に危機感、国務院の金融監督権限拡大へ=関係筋 | Reuters

中国当局は株式市場の急落に危機感を募らせており、金融市場の監督で国務院(内閣に相当・直属機関)に一段と大きな役割を与える方針だ。


既存の金融当局の不手際により、中国当局の経済政策運営に対する懸念が世界的に高まったとの見方が背景にあるという。関係筋が明らかにした。


国務院は金融担当部門の格上げに向けて作業部会を設置した。


中国では、昨年夏の株式相場の急落後、金融当局間の連携が上手く取れていなかったことがこうした事態を引き起こしたとの批判が浮上。銀行、保険、証券監督当局を集約し、一元化することを検討していた。


そこに年明けの相場急落が追い討ちをかけ、市場の信頼回復に向けた規制当局の体制見直しが一段と切迫性を増したという。


関係筋は規制当局の一本化は数年を要する可能性があり、暫定的な担当機関として国務院の金融部門を格上げする案が持ち上がったと説明した。