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米アカデミー賞「白人ばかり」の批判受け見直しへ NHKニュース

アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞は、映画芸術科学アカデミーのおよそ6000人とされる会員の投票によって受賞作などが決まります。
今月、ことしの賞の候補が発表されましたが、主演男優賞など4つの演技部門の候補合わせて20人が去年に続いて全員白人だったことに、「人種差別ではないか」と疑問の声が相次ぎ、映画監督のスパイク・リーさんや俳優のウィル・スミスさんが授賞式のボイコットを表明するなど反発が広がっています。
アカデミーの会員の詳細は公表されていませんが、地元の有力紙ロサンゼルス・タイムズは会員の94%が白人で77%が男性だと伝えていて、会員の人種や性別に偏りがあることが選考に影響しているという指摘もあります。
反発が広がったことを受け、映画芸術科学アカデミーは22日、新規の会員の選考方法などを見直し、2020年までに「白人以外」や「女性」の会員を2倍に増やすと発表しました。会員の人種や性別の構成を見直すことで、アカデミーの目指す多様性がどこまで確保されるか注目を集めています。

ことしのアカデミー賞では、前哨戦と位置づけられるゴールデングローブ賞で映画のドラマ部門の主演男優賞にノミネートされた黒人の俳優のウィル・スミスさんや、映画「ロッキー」シリーズの最新作「クリードチャンプを継ぐ男」に出演したマイケル・B・ジョーダンさんなど黒人の俳優もノミネートの可能性があるとみられていました。
演技部門で、2年続けて白人の俳優しかノミネートされていない状況について、黒人の映画監督のスパイク・リーさんはインターネットのサイトで、「私たち黒人には演技はできないということか?どういうことだ?」と批判したうえで、「この国では、黒人はハリウッドの映画スタジオのトップになるよりも大統領になるほうが簡単なんだ」とアメリカの映画産業は閉鎖的だと皮肉まじりにつづっています。