US distorts UN-backed principle of forming Syrian talks’ opposition delegation – Moscow — RT News
５年近くも続くシリアの内戦の終結を目指し、国連はシリアの政府側、反政府勢力側の双方を招いて今月２５日からスイスのジュネーブで、およそ２年ぶりとなる和平協議の開催を予定しています。
しかし、さまざまな勢力が入り乱れる反政府勢力側の内部で、イスラム勢力やクルド勢力の参加を巡る対立が先鋭化し、協議の直前になっても統一した交渉団を結成できない状態となっています。
こうしたなか国連の担当者は２２日、反政府勢力の代表者の選定に難航し、招待状を送ることができていないことを認め、引き続き調整を進める方針を明らかにしました。
また、反政府勢力の交渉参加者の１人はＮＨＫの電話取材に対し「政府軍が住民が多く暮らす地域の封鎖を続けているかぎり、協議には参加できない」と述べ、政府側を非難する動きも強めています。
和平協議の開催を巡ってはアメリカやロシア、サウジアラビアなど関係国の思惑も異なっているため、少なくとも数日間先延ばしされる公算が強まっており、シリアの和平実現の難しさが浮き彫りとなっています。
