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シリアの和平協議は、スイスのジュネーブにある国連ヨーロッパ本部で日本時間14日夜から再開され、協議を仲介する国連のデミストラ特使がアサド政権側の代表のジャファリ国連大使と会談を行っています。協議の開始を前にデミストラ特使は記者会見し、「安保理決議に基づき、政権の移行が議論の中心だ」と述べて、新たな行政機構の制定などを盛り込んだ去年12月の国連安全保障理事会の決議に従って協議を進めたいという考えを改めて強調しました。
これに先立って、主要な反政府勢力のグループのスポークスマンを務めるサリム・ムスラト氏は「独裁者がいない、テロのないシリアと国民の未来を議論する」と述べ、アサド大統領の退陣後の新しい国の在り方を議論する意向を示しました。これに対して、アサド政権側は、アサド大統領の処遇については和平協議で一切議論しない構えを見せています。
デミストラ特使も会見で「双方には隔たりがある」と認めたうえで、「交渉で妥結を目指したい」と決意を示しました。デミストラ特使は、アサド政権側と会談を行ったうえで、反政府勢力側とも会って要求を聞き、交渉を進めていくことになります。