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シリア反政府勢力 包囲解除が和平協議参加の条件　NHKニュース

シリアの内戦の終結を目指し、国連は今月２９日からスイスのジュネーブで、アサド政権側と反政府勢力側の双方を招き、和平協議を行います。
これを前に和平協議に招かれている反政府勢力の多くが２６日から、支援国であるサウジアラビアの首都リヤドに集まり、今後の対応を話し合っています。反政府勢力の一部は２７日、地元メディアなどに「アサド政権側が反政府勢力の支配地域の包囲を解くことが協議参加の条件になる」として、包囲が解かれなければ、和平協議への参加を拒否する構えを見せました。
これについてアメリカ国務省のトナー副報道官は、２７日の記者会見で「今回の協議は、シリアの反政府勢力にとって、停戦の実現や人道支援など、信頼醸成措置をとるための歴史的な機会となるので、条件をつけずに参加してほしい」と述べ、和平協議への無条件での参加を強く促しました。
反政府勢力側は２８日も対応を話し合うことにしていて、和平協議の開催を前に、ぎりぎりの駆け引きが続いています。