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南シナ海の西沙諸島で米駆逐艦航行 中国をけん制か NHKニュース

アメリカ国防総省によりますと、南シナ海で中国や周辺国が領有権を争う西沙諸島で現地時間の30日、アメリカ海軍のイージス駆逐艦カーティス・ウィルバーが、中国が実効支配するトリトン島の周辺12海里、領海と同じ範囲の海域を航行したということです。
アメリカ政府は、中国が南シナ海の南沙(英語名・スプラトリー)諸島で人工島を造成するなど海洋進出の動きを強めていることに対し、こうした主張は国際法上認められないなどとして、去年10月にも人工島の周辺12海里以内でイージス駆逐艦を航行させる活動を実施しました。
今回の活動についてアメリカ国防総省は、今回の活動の対象となったトリトン島については、中国のほかに台湾とベトナムも領有権を主張しているとしていますが、アメリカ国内では、中国に対する圧力を強めるべきだという意見も高まっており、海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいがあるとみられます。

トリトン島は、南シナ海西沙諸島の島の1つで、ベトナムや台湾も島の領有権を主張していますが、1974年以降、中国が実効支配しています。領有権を争っているベトナム政府は「中国がトリトン島で地質調査や拡張工事を行い、ベトナムの主権を侵害している」などとして中国政府に抗議してきました。