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中国外務省の華春瑩報道官は、6日の記者会見で、先月31日、イギリス海軍の艦船が南シナ海西沙諸島、英語名・パラセル諸島の周辺の海域に中国の許可無く入ったと発表しました。


西沙諸島は中国やベトナムなどが領有権を主張していますが、華報道官は中国の固有の領土だと改めて主張したうえで、イギリスの行為は中国の主権を侵すものだとして「断固として反対する」と強く批判しました。そしてイギリス側に厳正に抗議したとしたうえで、「挑発行為をすぐに停止し、両国の関係と地域の平和と安定を損なわないよう強く促す」と述べました。


これに対しイギリス海軍はNHKの取材に対して、「国際法と規範にのっとって、航行の自由の権利を行使したものだ」と反論し、中国をけん制しました。


南シナ海の島々をめぐっては、中国が軍事拠点化を進めることに各国の間で警戒感が広がる中、アメリカは海軍の艦船を領海と同じ島から12海里内の海域に派遣する「航行の自由」作戦を実施していて、イギリスも以前から南シナ海で航行の自由を守る姿勢を示していました。