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なぜあのリーダーの決断は「自信に満ちている」のか? リーダーシップと意思決定と直感|最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!|ダイヤモンド・オンライン

家族経営などの後継者の場合、老舗企業になればなるほど、創業時から伝えられている哲学やミッション(使命)を大切にしています。
しかし、ビジョンは時代とともに変わる目標のようなものですから、先代から代表権を引き継いだ時点で、新たにビジョンを考え直すリーダーが多いようです。


グローバル化が進み、これまでのやり方が通用しない企業・業界が、あちらこちらで見られるようになりました。
これまでの事業を基礎にしながらも、次なるビジネス領域を開拓し、両者を包括するような新ビジョンを掲げる後継者さんが各方面で出てきています。

ただ、ここで改めてお伝えしておきたいのは、過去の全否定の上に新しいビジョンを描くのではないということです。
過去に大切にしてきた哲学はもとより、技術がいかにして磨かれ、お客様がなぜ自社を支持してくださったのかなど、過去の財産の奥にある不変的なものを見出し、その土台の上に新しいビジョンをつくっていただきたいのです。

「私は将来、国王になり、さまざまな意思決定に関わることになるので、リーダーとしての決断について伺わせてください。ゴーンさんは『日産はこれから電気自動車の開発を行う』と決めたそうですが、どうやって電気自動車のマーケットがあるという確信を得て、決断をされたのでしょうか?」


ゴーンさんの答えは、ただひと言でした。
「直感です」―みんなが唖然とするなか、ゴーンさんは言葉を続けました。


「まだ世の中にないもの、これから新たにつくるものが売れるかどうかなんて、調査のしようがないでしょう?」


それ以来、私は「社長トーク」で、リーダーの決断についても意識して聞くようにしています。ゴーンさんは典型的なカリスマ型リーダーのイメージがありますが、じつはカリスマ型・ビジョン型を問わず、ほとんどの社長さんが自分の決断の理由について「直感」と答えます。

では、リーダーの決断を支える「直感」の正体とは、いったい何なのでしょうか?


ここまでお話しすると誤解する方はいないと思いますが、「直感で決める」というのは、「当てずっぽう」とは違います。

じつのところ、直感とは、考えに考えて考え尽くした末に、ふと浮かび上がってくる決意です。単なる思いつきや何となくのヤマ勘ではありません。ですから、リーダーの大切な仕事は、つねに考え続けることです。考え続けた人にしか、直感は降りてきません。
考え尽くしたからこそ、どんな反論にも動じない信念が生まれてくるのです。

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