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図書館よりも読書に向いている喫茶店、漫画喫茶、有料自習室の使い方|通勤通学スーパー読書術|ダイヤモンド・オンライン

 手元の数冊の本を読んだり、原稿やノートを書いたりするための場所としては通勤通学経路上の喫茶店が20年前までは主流だったが、居心地のいい伝統的な喫茶店は激減し、客をぎっしり押し込めるセルフサービスのカフェばかりになってしまった。こうしたカフェは椅子などの調度類が小さくて硬く、長時間の滞在は無理だ。人の出入りも激しいし、尻が痛くなる。テーブルも小さいので使い勝手はよくない。


 しかし、街に一つか二つ、読書に向いた喫茶店は必ずある。チェーン店では各地にある「ルノアール」系の店は、おおむね椅子の座り心地がよい。パソコンを操作するにはテーブルが小さいが、読書とメモだけだったら使える。

 知らない街で、どうしても本や資料を読みつつ原稿を書かねばならない事態に陥ることがある。そういうときは迷わず漫画喫茶(ネットカフェ)を探す。検索すればいくらでも見つかる。漫画喫茶ならばインターネットに接続されたパソコンがあり、おおむねWordも入っている。モバイルパソコンを持ち歩く必要もない。

 最近は「ビジネス席」を用意した漫画喫茶も増えてきた。私は3店ほど「ビジネス席」を用意した漫画喫茶を知っている。デスクは大きく、椅子も座り心地がいい。


 たとえば、東京・高田馬場駅前の商業ビルにある大規模な漫画喫茶には、通常の2倍以上はある広い「ビジネス席」が7席ある。パソコンと専用プリンターが設置され、おまけに専用マッサージチェアまで備えてある。読書やライティング(原稿執筆)には極楽だ。食事も運んでくれるので、かなり長時間でも滞在できる。もちろん料金はかかるが、こうしたコストを惜しんではいけない。

 有名なのは東京・六本木ヒルズの「アカデミーヒルズ六本木ライブラリー」だ。24時間制の有料図書館として2003年に開館している。読書にも仕事にも抜群の設備と環境だ。24時間利用の料金は月額9万円と高い。しかし、一般向けに7時から24時まで利用できるサービスもある。これで月額9000円だ。よく考えられた調度類で落ち着きがあり、読書や学習に適している。運営する森ビルは他にも「赤坂」と「平河町」でも同様の施設を開いている(料金は平河町が高い)。


アカデミーヒルズ六本木」はこの界隈に住む高所得ビジネスパーソン用の知的な施設という印象が強いが、この数年、同じような高価格帯の「有料自習室」があちこちに出現している。

 図書館の重要なおとなの利用法は、読書や自習ではなく閲覧にある。これはいずれ詳しく書くことにする。

イアン・ブレマー氏来日講演 世界の10大リスクと日本のリーダーの役割 アカデミーヒルズ

2016年03月15日 (火) 19:30〜20:45

4,000円