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 基本は「手書き」。しかも「一冊のノート」にまとめているというのが佐藤氏の情報整理術です。愛用しているのはコクヨの分厚いキャンパスノート。そこに読書ノートをはじめとした情報がズラリと整理されていますが、これにはいくつかポイントがあります。

 まず読書ノートは「本の抜き書き」と「それに対する自分のコメント」を書くこと。すると、ただ読んだだけでは「わかったつもり」でわかっていなかった内容がしっかり残り、しかるべきときに引き出し、アウトプットにつなげられます。

 また、毎日つける日誌には、「振り返ることで時間効率が上がる」「記憶のトリガーになる」という2つのメリットがあるといいます。今日あったこと、今日会った人、そこで話したこと……これらの情報から、「この時間の使い方は非効率的だったな」と振り返って改善したり、今日聞いた情報が後日、より深く必要になったときに「そうだ、この人に聞いたんだった」と思い出し、さらなる情報収集につなげたりできるわけです。

 ちなみに、デジタルツールを多用しない理由について、佐藤氏は、あまりにも手軽に保存できてしまうデジタルツールは、ともすれば「情報のゴミ箱」になる危険があるからと指摘しています。

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週刊誌やWebに寄稿する原稿の数は月85本。さらに毎月3冊のペースで単行本を出し、約1200枚の原稿をまとめている。インプット量も半端ではない。月に約130人に会い、情報収集のため読書などに毎日4時間は費やしている。

それだけのアウトプット&インプットをこなそうとすれば、綿密なスケジュール管理や情報管理が必要になるだろう。しかし、佐藤氏が普段使用しているのはノート1冊だという。

「締め切りやアポの予定、電話の内容を書き留めたメモや次の単行本の構想まで、すべて1冊のノートに記録しています。自分が何をしたか、これから何をしなくてはいけないのかは、ノートを見ればすぐにわかります」

ノートのほか、アポの時刻や場所といった細かな予定や、半年先の講演会など中長期の予定は、手帳を活用している。

ノートは1~2カ月で1冊を使い切る

スケジュール管理以外のページには、あらゆる情報を書き込んでいる。メインはその日あった出来事の記録だが(詳細はポイント3で後述)、そのほかに、今日やらなくてはいけない仕事のリストや、移動中にふっと思いついたアイデアを書き入れたりもする。ロシア語の練習帳として使うこともある。日々発生するあらゆるメモを、このノート1冊に書き込むイメージだ。

ノートと手帳を併用するのは、手帳は記録に向いていないからだ。

ノートにメインで書き込んでいるのは、その日に起きた出来事だ。書き込む事柄は仕事に限らない。朝何時に起きて何をして、誰と会い、どのような話をしたのかということを、仕事、プライベートに関係なく事細かに書いていく。

行動記録を残す意味は2つある。一つは、情報のインデックスにするため。時系列で残しておくと、あとで過去の情報が必要になったとき、自分の行動記録が手がかりになって関連情報を引き出しやすくなる。私がノート1冊に行動記録を集約させているのも、情報に効率よくたどり着くためだ。

じつをいうと、外務省時代は自分の行動記録をつける習慣がなかった。秘密の仕事をしていると、記録をつけることがリスクになるからだ。しかし、作家業では記録があることが大きな武器になる。私が自分の行動記録をつけるようになったのは、東京拘置所に入って何もすることがなかったからだが、おかげでとてもいい習慣が身についた。

私はショートスリーパーで、昔から長い睡眠を必要としない体質だ。

原稿を書くのに適しているのは、夜より朝だ。夜はどうも感情的になりやすく、原稿が荒れてしまう。

原稿は、集中力に任せて書けるところまで書く。集中力の続く時間は日によって違うが、少なくても3~4時間は机に向かい続ける。調子が良ければ、そのまま10時間以上原稿を書き続けることもある。

集中力が途切れたら、飼っている猫と遊ぶか、外に出て喫茶店へ行く。喫茶店ではコーヒーを飲みながら読書したり、語学の練習や数学の問題を解いたりすることが多い。インプットの時間は1日4時間以上、意識的につくっている。

ただ、インプットの時間に、今日明日に書く原稿の資料を読むことはない。読むのは、半年後に取り組むだろうテーマに関連する本だ。

50代に入ってから新しい人と出会っても、得られるものはほとんどない。それよりもいままで培ってきた人脈を掘り下げて人間関係を熟成させたほうがいい。いい年齢になってからも人脈開拓に夢中になっている人もいるが、それはこれまでろくな人脈を築いてこなかったことの裏返し。

毎朝4時50分に起き、5時に更新される新聞ネット版を真っ先にチェックするのも、最新のテーマで書きたいからである。目を通すのは、朝日、日経、産経、琉球新報沖縄タイムス。それらを読んだ後、その日書く原稿のテーマを最終決定する。

効率的に外国語を身につけたければ、お金を払ってスクールに通うことが最低条件。理想はマンツーマンのスクールだ。先生はたんにネイティブであるだけでなく、トップクラスの教育を受けていることが望ましい。そうなると先生にふさわしい人材が限られて、料金も跳ね上がるが、それでもかまわない。学習にかけられる時間には限りがあるのだから、足りない時間はお金で買うしかない。

kanzaki.sub.jp

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・時系列でその日の出来事、会った人の名前、行った場所などを細かく記す。
読み返した時にディテールまで記憶が鮮明によみがえる。
1日の終わりにまとめて書くのが基本。

・佐藤さんが使用しているのは、「コクヨキャンパスノート(100枚綴り、200ページ)」。
1ヶ月に約1冊使用。
表紙には、名前をフルネームで。
各ページにページ数を必ず入れる。
1日1回はノート整理。

・日付、曜日、天気を記入。
各出来事の前に、開始時間と終了時間も書く。
そして、どんどん時系列で書く。

toyokeizai.net

そのための方法としては、私にとってはノートに手書きで記すというのが、最もシンプルで実践しやすく、確実だ。

知識は、身についてこそ、初めて価値あるものになる。「知識を身につける」とは、知識を記憶にしっかり定着させ、必要なときに正しく引き出せるということ。ノート1冊にまとめておけば、必要な情報を、必要なときにすぐに引き出すことができる。

考える力を鍛えるために、私がすすめたいのは、あるテーマについてネットなどの情報を参照せずに、文章を書いてみることだ。

本やネットなど、外部の情報をいっさい参照せず、純粋に自分の頭の中に定着している材料だけで考えをまとめてみる。すると、知識が抜けているところや、自分の考えが甘いところが浮かび上がってくる。

aqaoi.com

熟読法の要諦は、同じ本を3回読むことである。
基本書は、最低3回読む。第1回目は線を引きながらの通読、第2回目はノートに重要箇所の抜き書き、そして最後に再度通読する。

第1回目の通読を漫然と行ってはならない。実はいい加減な仮読みのような手法で一度本を読んでしまうと、その後、重要事項がきちんと頭に入らなくなってしまう。

その際の重要な作業が、シャーペン(鉛筆)による印づけである。

70193068.at.webry.info

佐藤 ボールペンだと、考えるスピードに書くスピードがついていかない。うんと急いでいるときのメモ用に、コクヨの2Bのシャーペンがオススメです。これは芯が0・5ミリではなく、1・2ミリのシャーペンなんですよ。かなり太い。これだったら、思いついたスピードで一番速く書けます。

romantourou.com

佐藤さんも本に書き込みをする派だそうです。しかし、文学全集やコレクション用の本には書き込みをしないそうです。

chino-sommelier.jp

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 レーニンの読書ノートで目に引くのは、ヘーゲルの「歴史哲学講義」を要約したものです。「レーニン 全集」第38巻には、レーニンの読書のノートの再現があります。

 「歴史哲学講義」は約750ページありますが、レーニンは、この本を10ページで要約しています。需要な個所を抜き書きし、「機知に富んでいるし賢明だ」「非常に賢明だ」「弱い」「もっとも重要なのは序論であり、そこには問題提出にすばらしいも のがたくさんある」などのコメントが付いています。

 本との「対話」でしょう。本をどう解釈したか、本から何を学んだか、の記録になって います。

 「書を読んだら、自分の感じる所を抄録しなさい」。私塾「松下村塾」で多くの志士を育てた幕末の教育者・吉田松陰も、本の重要箇所を抄録、つまり、抜き書きしていました。読書したら、抜き書きをし、自分のメモを書き残すよう門弟を指導しました。

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 著書「向上心」(サミュエル・スマイルズ著、竹内均訳)によると、ワシントンは「わずか13歳の時、領収書から約束手形為替手形、契約書、債券、賃貸契約書、土地の権利書まで、味もそっけもない書類を自分からすすんで丹念に書き写した」といいます。

 スマイルズは、「幼い時からこうして身に付けた習慣が後年、厄介な政治問題を手際よく処理してみせた驚くべき実務能力の母体となったのである」と分析しています。

 契約書などをそっくり書き写す。あまりないことです。ワシントンは一字一字、書くことで、契約書などがどういうものかを学んだのでしょう。契約書はどんな形式で、どう構成すべきか、適当な文言は何か、法律をどう契約書に適用するか、実際に手書きすることで、契約書の内容がわかったはずです。

 そして、書く中 で、思考を深め、実務能力を増していったのだと思います。

 一読なら時間はかかりませんが、書き写すということには、ただ単に読む以上の効果があります。重要部分や、面白い箇所をノートに書いていく抜き書きも同じでしょう。

 「実務の能力を発揮して偉大な業績を遺した人は、男であれ女であれ名誉に値する」

 「偉大な天才は例外なく、みなどんなに骨の折れる仕事でもいとわずに働いた」

 スマイルズはこう、書いています。レーニンやワシントンにならい、ノートを十分に活用したいものです。

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