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映画「七人の侍」 4Kの高画質で修復 NHKニュース

日本映画の巨匠、黒澤明監督の代表作、映画「七人の侍」が、今のハイビジョンより鮮明な画質となる4Kで修復され、23日、関係者に公開されました。


七人の侍」は昭和29年に公開され、農民たちに雇われた7人の侍が野武士の襲撃から村を守る物語で、迫力のある映像表現が世界的に高く評価されています。
七人の侍」のフィルムは公開から60年余りたち、劣化が進んでいることから、映画会社の東宝などがデジタル技術を使って4Kの高画質で修復を行っていました。
23日、東京・調布市で修復が終わったばかりの映像が、初めて映画会社の関係者などに公開されました。
今回の修復では全部で30万コマある映画をすべてデジタルデータに変換し、1コマずつ確認しながら欠けた部分や汚れなどを取り除いたということで、修復にはおよそ半年かかったということです。
修復された映像は輪郭が鮮明になり、フィルムの劣化のため全体的に白っぽくなっていたシーンも黒色が引き締まり、白黒映画の本来の色が再現されています。


修復作業に当たった東京現像所の加藤良則さんは、「人気の作品なので、同時代のほかの映画と比べてフィルムが傷んでいて作業は大変でした。公開当時の姿がよみがえったことが、うれしいです」と話していました。
黒澤明監督の下で28年間、助監督を務めた小泉堯史さんは、「映像には揺れがなくて見ていてストレスがなく、つやもありました。とても新鮮な気持ちで見ることができ、黒澤さんやスタッフたちも喜んでいるのではないかと思います」と話していました。
また、名作映画の普及活動を行う映画演劇文化協会の貝谷真二さんは、「白黒映画でもだんだん色があせてきますが、修復された映像では、陰影がくっきりとよく出ていました。初めて見た40年前の感動がよみがえりました。これから見る人たちには、世界に誇れる日本映画があることを知ってほしい」と話していました。


修復された映画「七人の侍」は、ことし10月に全国で公開されます。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160222#1456137343