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イラン石油相:サウジとロシアの原油増産凍結案は「話にならない」 - Bloomberg

イランのザンギャネ石油相は23日、サウジアラビアとロシアが提案した原油増産凍結について、「話にならない」と発言した。イランは経済制裁の解除を受け、増産を目指している。同相の発言後、原油価格は下落した。

 
イラン石油省のシャナ通信によれば、ザンギャネ石油相はサウジとロシア、ベネズエラカタールの4カ国が提唱する原油生産を1月の水準で維持する案はイランに対し「非現実的な要求」を突き付けるものだと述べた。

Business: Washington Post Business Page, Business News

サウジアラビア石油相「減産はしない」 NHKニュース

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は23日、アメリカ南部のヒューストンで開かれているエネルギーに関する会議で講演しました。
この中で、ヌアイミ氏は今月16日にロシアなどとの間で条件つきで合意した原油の生産量の据え置きについて、「まずははじめの工程だ。ほかの産油国も同意すれば高い水準に積み上がっている原油の在庫は減るだろう」と述べました。
そのうえで、来月、再び産油国が集まって生産量の据え置きについて話し合う会合を開きたいという意向を示しました。
一方で、減産については「ほかの国は口で減産すると言っても実際にはしないだろう。だから減産に向けた調整をするのは時間のむだだ」と述べ、減産はしないという考えを改めて示しました。
この発言を受けて、ニューヨーク原油市場の原油先物価格は、一時、1バレル=31ドル台に値下がりしました。

サウジアラビアは減産せず、増産凍結協議は続く−ヌアイミ石油相 - Bloomberg

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は23日、原油減産に他国が同調すると期待できないため、同国は原油生産を削減しないとの考えを表明した。現在の供給過剰を解消する負担は高コストの産油国が担うべきだと主張した。


同相は米テキサス州ヒューストンで開かれた会議で、「たとえ各国が減産を約束しても実行する」と「信用することは決してできない」ため、「われわれは減産を当てにしない」と説明。高コストの産油国原油安への対応で「コスト削減や借り入れ、あるいは清算」を迫られることになるため、市場はやがては均衡を取り戻すだろうと述べた上で、現在の原油安がいつ終わるか自分は分からないと付け加えた。


ヌアイミ石油相はIHS主催の北米エネルギー業界会合「CERAウィーク」で、「厳しいように聞こえるかもしれないが、残念ながらそれが現実であり、市場を再び均衡させる最も効率的な方法だ」とし、「高コストの供給を援助するために低コスト生産を減らしても、最後の審判を先延ばしするだけだ」と語った。


同相はサウジとロシア、カタールベネズエラが今月16日に合意した生産量を1月の水準に維持することへの約束をあらためて確認するとともに、他の産油国もこの取り組みに加わる可能性があると指摘。同合意は「プロセスの始まり」であり、引き続き3月に産油国でさらなる協議が行われるだろうと語った。


ヌアイミ石油相は高コスト産油国に順応か崩壊かの二者択一を迫る同国の方針が厳しいことを認めながらも、サウジはシェールや他の産油国に「宣戦布告」をしているわけではないと指摘。「われわれは市場シェアの拡大を目指してはいない。シェールオイルを含む新たな供給を私は歓迎する」と述べた。

Saudi Arabia Won't Cut Crude Output, Reaffirms Freeze Accord - Bloomberg Business

サウジ石油相から米石油業界へメッセージ:コスト削減もしくは撤退を - Bloomberg

世界で最も影響力のある「オイルマン」、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は米ヒューストンで開かれた会議で、原油の安値環境から救われることを望む企業幹部らに厳しいメッセージを送った。それは、高コストの生産会社は「コスト削減か現金借り入れ、もしくは事業を清算する」必要があるというものだ。


ヌアイミ石油相が「IHS・CERAウイーク」会議で石油業界幹部数千人に対して発したこのメッセージは、さらなる支出と人員の削減やリグ(掘削装置)の稼働停止を意味する。


同石油相は23日、「厳しく聞こえるかもしれないが、残念ながら市場を再び均衡させるためにはそれが最も効率的だ」と述べた。ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、北米の石油生産会社74社は債務の維持がかなり困難な状況に陥っている。


10年余り前にシェール業界の誕生を支援したEOGリソーシズの元最高経営責任者(CEO)で現在はプライベートエクイティ(PE、未公開株) 投資会社リバーストーン・ホールディングスのパートナーを務めるマーク・パパ氏は同日の公開討論会で、再編と破綻が相次ぐ中、テキサス州ノースダコタ州のシェール企業は向こう数カ月間に「大幅に淘汰(とうた)される」と予想。生き残る企業はより保守的になるだろうとの見方を示した。


広がる痛み


支出減少や債務増加、人員削減の影響が拡大し始め、オクラホマ州地方銀行や厳しい財政運営を迫られているベネズエラとブラジルの経済にも波及する中、ヌアイミ石油相のメッセージは米国のエネルギー業界以外にも広がると予想される。


ヌアイミ石油相はヒューストンに集まった企業幹部らに対し、サウジはロシアと合意した増産凍結で市場の均衡には十分だと考えていると表明。高コスト生産会社はいずれ破綻し、需要拡大に伴って供給過剰が徐々に縮小するとの見通しを示した。国際エネルギー機関(IEA)は、これは原油安がさらに2年間続くことを意味すると指摘している。


同石油相は増産凍結合意について、「減産ではない。減産が実施されることはないだろう」と述べた。


ヌアイミ石油相がヒューストンで対峙(たいじ)したのは、サウジがまさしく破綻に追い込もうとしている企業の幹部らだ。ノースダコタ州のシェール企業やカナダのタールサンド採掘企業、ブラジル沖合の深海油田の開発を手掛けるこれらの企業が利益を上げるためには、原油価格が現行水準を大幅に上回る必要がある。これらの企業は石油輸出国機構(OPEC)が2014年11月に高コスト生産者に価格戦争に仕掛けてから1年余りの間、生き残りをかけて闘っている。同石油相はこの時以降、米国では公の場で話していなかった。


「高コストの供給を援助するため低コストの原油を減産することは、避けられない決着を遅らせるだけだ」との見方を示した。

Saudi Arabia to U.S. Oilmen: Cut Costs or Exit the Business - Bloomberg Business

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