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イラン石油相:原油生産量の維持を支持−自国の生産抑制言明せず - Bloomberg

イランは17日、サウジアラビアとロシアが合意した原油の生産量維持案に支持を表明したが、自国が生産を抑制するかどうかについては言明しなかった。


石油輸出国機構(OPEC)2位の産油国であるイランのザンギャネ石油相は同じく加盟国のカタールイラクベネズエラとの協議を終えて、サウジとロシアが打ち出した原油生産を1月水準で維持するとの計画を含め、石油市場の安定化を図るいかなる取り組みも支持すると語った。同国石油省のシャナ通信が報じた。サウジとロシアは合意の実現が他の主要産油国の協調にかかっていると述べたが、ザンギャネ石油相はイランが先月の経済制裁解除を受けた増産計画を変更するかどうかについては言及しなかった。


コメルツ銀行の商品市場戦略責任者、オイゲン・ワインベルク氏は「イランが合意に参加しなければ、あまり価値はない」とした上で、「制裁解除に向け長く奮闘し、ようやく自由を手に入れたイランが生産凍結という形で自らに制裁を科すことを選ぶだろうか」と指摘した。


サウジとロシアがドーハでの公約は他の産油国が参加するかどうかにかかっていると表明したことから、産油量凍結が完全実施されるかどうかは依然不透明だ。ロシアとカタール、サウジ、ベネズエラのエネルギー省にコメントを求めたが、これまでに返答はない。


イランは原油生産を日量約100万バレル増やし、市場シェアを回復することを目指している。シャナ通信は17日、国営イラン石油公社(NIOC)のマネジングディレクター、ロクノディン・ジャバディ氏が同国は3月20日までに日量50万バレルの増産を行うべきだと述べたと伝えた。


原油相場は協議終了後に一段高となった。ロンドン時間17日午後4時32分(日本時間18日午前1時32分)現在、ICEのブレント原油先物は7.1%上昇し1バレル=34.46ドル。

Iran's Cool Embrace of Oil Pact Raises Doubts on Supply Freeze - Bloomberg Business
原油生産量の据え置き イランは同調するか明言せず NHKニュース

OPEC=石油輸出国機構に加盟するサウジアラビアなど3か国と非加盟のロシアは16日、ほかの産油国が同調することを条件に原油の生産量を先月の水準で据え置くことに合意しました。
これを受けて、イランの首都テヘランで17日、イランとイラク、それにベネズエラカタールの4か国による閣僚会合が開かれました。会合では、経済制裁の解除を受けて増産を計画しているイランの対応が焦点となり、イランの国営メディアによりますとザンギャネ石油相は、「OPECの加盟国と非加盟国が協力を始めたことは喜ばしく、原油価格の安定に向けたあらゆる対策を支持する」と述べ、生産量を据え置くという合意を支持する考えを示しました。
その一方で、ザンギャネ石油相は、「市場の状況と反応を注視し、必要であれば、次の措置について協議しなければならない」と述べるにとどめ、イランとして生産量の据え置きに同調するかどうかについては、明言を避けました。
イランは、これまでの経済制裁によって疲弊した国内経済を立て直すため原油の増産が欠かせないとしており、会合でもこうした事情を説明し、理解を求めたと見られます。