https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日銀の発表によりますと、先月の企業物価指数は平成22年の平均を100とした指数で99.6と、去年の同じ月と比べて3.8%下落しました。企業物価指数が1年前の同じ月より下落するのは12か月連続です。
これは、原油の国際的な取り引き価格が下落していることや、中国経済の減速の影響で鉄鋼の需要が下落したことなどが主な要因です。
項目別にみますと、ガソリンなどの「石油・石炭製品」が24.9%、鉄くずなどの「スクラップ類」が22.6%、銅などの「非鉄金属」が12.5%、それぞれ下落しています。
また、昨年度1年間の企業物価指数の平均も発表され、消費税率の引き上げの影響を除くと前の年度を3.2%下回りました。
日銀は「企業物価指数は前の月との比較では、0.1%の下落とマイナスは小幅となっている。原油や鉄鋼などの国際的な取り引き価格の下落傾向に歯止めがかかってきているので、今後、その影響がどう出てくるか注視したい」と話しています。

#経済統計