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ドイツのフォルクスワーゲンは22日、去年1年間のグループ全体の通期の決算を発表しました。それによりますと、売り上げは前の年に比べて5.4%増えて、2132億9200万ユーロ(26兆7000億円余り)となりました。しかし、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題への対策費用として、日本円で2兆円に上る巨額の引当金を計上したことから、最終的な損益は15億8200万ユーロ(およそ2000億円)の赤字に転落しました。
フォルクスワーゲンによりますと、赤字の額は過去最大だということで、経営陣に対して今期のボーナスの30%分の支払いを一時凍結するとしています。
また、外部の専門家が行っている不正の検証作業について、今月末までに詳細な結果を公表するとしていましたが、アメリカの当局が行っている調査に影響が出るおそれがあるなどとして、公表を延期することを明らかにしました。
フォルクスワーゲンは、南米やロシアの景気低迷に加え、ディーゼル車を巡る問題の影響が続くことから、ことしの売り上げは去年に比べて最大で5%落ち込むおそれがあるとしています。