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イギリスでは5日、各地で地方選挙の投票が行われ、6日にかけて開票作業が行われました。
このうち首都ロンドンの市長選挙では、値上がりと供給不足が続く住宅の問題やテロ対策などが争点となり、野党・労働党の下院議員でパキスタン系移民の家庭で育ったサディク・カーン氏が、与党・保守党の候補などを抑えて当選しました。イギリスを含むEU加盟国の首都でイスラム教徒の市長が誕生するのは初めてです。
開票結果の発表後、カーン氏は「生い立ちにかかわらず、すべてのロンドン市民のために私は常に懸命に働き、暮らしをよくすることを約束します」とあいさつしました。
このほか、スコットランドの議会選挙では、おととしの住民投票でイギリスからの独立を目指す運動を主導したスコットランド民族党が第1党を維持しました。スタージョン党首は「信頼と勇気と野心、そして想像力を持って、この『国』を率いていきたい」と、スコットランドを「国」と表現し勝利宣言を行いました。
スコットランド民族党は、イギリスで来月行われるEUからの離脱の賛否を問う国民投票でEUへの残留を支持しており、離脱の場合には独立を巡る住民投票を再び実施する姿勢を示しています。このため、国民投票の結果しだいではスコットランド独立の機運が再び高まることも予想されます。