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ロシア 実刑判決のウクライナ軍パイロットを解放 | NHKニュース

ウクライナのポロシェンコ大統領は25日、みずからのツイッターで、ロシア政府に拘束されていたウクライナ軍の女性パイロット、サフチェンコ氏が解放され、帰国したことを明らかにしました。
サフチェンコ氏は、ウクライナ軍と親ロシア派が激しい戦闘を行っていた東部のルガンスク州で、おととし6月、ロシア国営テレビの記者ら2人の殺害に関わったなどとして、ロシアの裁判所で22年の自由はく奪の実刑判決を受けました。
しかし、ルガンスク州でテロ行為に関わったなどとして、ウクライナ側に拘束されていた2人のロシア人と交換する形で、25日、解放されました。
ロシアの大統領府は「紛争の沈静化につながることを望む」というプーチン大統領の談話を発表しました。
サフチェンコ氏については、ポロシェンコ大統領が「不当拘束だ」などとして繰り返し解放を求めていたほか、日本や欧米諸国も即時解放を求めていました。
ウクライナ情勢を巡っては、G7伊勢志摩サミットでも首脳間で意見が交わされる見通しで、ロシアとしては、ウクライナ問題に誠実に取り組む姿勢をアピールするねらいもあるとみられます。

ポロシェンコ大統領は、欧米諸国や日本がロシアに強く解放を求めるなど支援してくれたとして謝意を示しました。
ポロシェンコ大統領は、首都キエフに戻ったサフチェンコ氏と面会し、勲章を授与するとともに、「サフチェンコ氏の帰国を強く求めてくれたアメリカやヨーロッパ各国、日本、オーストラリアの首脳に感謝したい」と述べ、謝意を示しました。そして「サフチェンコ氏と同じように、ロシアに併合されたクリミア半島や親ロシア派が支配する東部もウクライナの主権の下に取り戻す」と述べて、引き続きロシアに対抗していく決意を示しました。