「セブン＆アイ」は２６日午前、東京都内の本社で株主総会を開き、１３００人余りの株主が出席しました。
株主からは、先月の取締役会で否決された、中核子会社の井阪隆一社長を更迭する人事案について、それぞれの取締役の賛否などを明らかにするよう求める意見が出ましたが、投票の内容は明らかにされませんでした。
また、人事案が否決されたことを受け、経営の一線を退き「名誉顧問」となる鈴木氏は、「助けになることがあれば応援してまいりたい。長い間お世話になり、ありがとうございました」と述べました。
総会では、会社側が提案した取締役の選任案が承認され、その後に開かれた取締役会で鈴木氏らが更迭する方針だった井阪氏が「セブン＆アイ」の社長に就任しました。
２４年ぶりに経営トップが代わった新たな経営体制が正式に発足しましたが、新しい経営陣にとっては、一連の騒動による社内の動揺を抑えるとともに、不振が続く総合スーパー事業などの立て直しが課題となります。
