2016-06-10 ■ 経済 経済 日本の金融機関などがドル建て投資を行う際のドル調達コストが半年ぶりの高水準に達している。6月末に向けた外銀のバランスシート縮小で、ドル供給が減少する一方、英国の欧州連合(EU)離脱リスクなどを見据えた邦銀がドル資金の確保を急いでいることが背景にある。外貨建て投資の採算確保へ、一部邦銀はドル預金の取り込みを進めているが、まだ部分的な動きにとどまっているという。