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 三井住友銀行は15日、農業事業に今秋から参入することを明らかにした。第1弾として、秋田県で農地を保有できる新会社を地元企業などと設立し、コメを生産する。豊富な資金と顧客基盤を活用し、農産物の生産性の向上や販路の拡大に取り組む。


 大手行が農業に参入するのは初めて。軌道に乗れば、コメの生産が盛んな新潟県山形県などにも新会社を設立し、同様の事業に乗り出す方針だ。


 過疎化や農家の高齢化で農業の担い手は少なくなっている。新会社が農地を借りたり買い取ったりして有効活用すれば、耕作放棄地の抑制につながる可能性がある。