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#食事#おやつ#レシピ

静岡県では、西部を中心に温室メロンの生産が盛んに行われていますが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、主な販路の首都圏の百貨店が休業するなどしたため、農家の収入が減少しているということです。

これを受けて生産者団体は、地元で主力の品種になっている高級メロンとして知られるクラウンメロンを栽培農家から買い上げて、県内の小中学校の給食で提供する取り組みを始めることになりました。

まず、県西部の森町の小中学校で今月中旬に提供し、その後、県全域に広めるよう県教育委員会を通じて調整を進めているということです。

この取り組みでは、国の事業も活用すると言うことで、生産者団体は、「子どもたちに地元の特産のメロンを味わってもらうことでこの状況を乗り切りたい」としています。

静岡県西部の掛川市でおよそ40年にわたって温室メロンを生産し、クラウンメロンの生産者団体で生産部長を務める増田明さんも、先月にかけて大幅に収入が減少したといいます。

増田さんのハウスでは、クラウンメロンを年間9000玉、温室栽培で生産していますが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ことし4月から先月にかけての売り上げは、去年の同じ時期に比べておよそ3割ほど減少したということです。

増田さんは、主な販路の百貨店などの営業が再開し、お中元商戦の時期を迎えて単価が上がることを期待していますが、新型コロナウイルスの影響が長引けば、高級メロンの需要の回復は難しく、温室の燃料費などの費用もかさんで、より厳しい経営を余儀なくされるおそれがあると危機感を持っています。

増田さんは「初めての経験で将来が不安ですが、乗り切るためにも給食においしいメロンを提供できるように頑張りたいです」と話していました。