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この事件は、ことし1月に中東のペルシャ湾で、アメリカ海軍の小型船2隻がクウェートからバーレーンに向かう途中、イランの革命防衛隊に拿捕され、兵士らが拘束されたものです。


アメリカ海軍の制服組トップのリチャードソン作戦部長は30日、当時の状況をまとめた調査結果を発表しました。それによりますと、当時小型船は予定より遅れて出発したうえ、軍が認めている航路を使わずにイランの領海に入ってしまうなど複数のミスが重なったとして、「統率力の欠如などが見られ、本来は防げた」と指摘しています。そのうえで、部隊の司令官ら2人をすでに解任したことを明らかにしました。


一方、当時イラン側は、船を拿捕したうえ、アメリカ軍の兵士を拘束した様子について国営放送などを通じて繰り返し放送しており、リチャードソン作戦部長は「国際法などに違反する行為だ」と述べ、イランの対応を非難しました。


この事件を巡っては、アメリカとイランが直接交渉を行った結果、翌朝には兵士が解放される異例の展開を見せて、両国の最近の接近ぶりを印象づける一方、野党・共和党からはイランの対応を批判する声が上がっていました。