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ロシアでは、広大な国土を管理するため、大統領が直接管轄する8つの行政管区が設置されていて、ロシア政府は、おととし3月にウクライナから併合したクリミア半島にも、新たに9つ目となる行政管区を設置したと宣言していました。


このクリミアの行政管区について、プーチン大統領は、28日、地方の指導者の大幅な入れ替えに伴って、隣接するロシア南部の行政管区と統合すると発表しました。今回の決定を受けて、クリミア選出のロシアの下院議員は「ロシアへの編入を進める過渡期に設置されたクリミアの行政管区は、必要なくなった」と述べ、クリミア併合を巡る移行期間が終了したと強調しました。


クリミア半島とロシア南部の間の海峡では、全長19キロに及ぶ橋の建設が進んでいて、2年後に完成すると、人やモノの流れが大幅に増えることが見込まれています。このため、プーチン大統領は、クリミア半島をロシア南部の行政管区に統合することによって、ロシアとの一体化を推進する姿勢を改めて示し、ウクライナに返還する可能性がないことを強調したものと見られます。