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クリミアでは、ガスを使った火力発電所も計画されるなど、ロシアによる実効支配が強まっています。ロシアがおととしウクライナから併合したクリミア半島で、ロシア南部から直接のびる全長350キロ余りのガスパイプラインが完成し、27日、プーチン大統領もモスクワからビデオ中継で参加して記念式典が行われました。


このなかで、プーチン大統領は、ロシア南部から天然ガスの輸送を開始するよう指示したうえで、「クリミアの社会と経済の発展に向けて全く新しい状況が生まれた」と述べて、パイプライン完成の意義を強調しました。


クリミアでは、ロシアからのガスを使った火力発電所が、今後2年間に2か所、建設される予定で、以前のようにウクライナ本土に依存することなく、電力を供給できるようになるということです。ロシア政府は、クリミアとロシア南部をつなぐ全長およそ19キロの橋も再来年の完成をめざして建設していて、クリミアの実効支配を強めています。

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