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トヨタ新「86」は若者のクルマ離れを止められるか|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン

 そんな86がターゲットとして明確に打ち出しているのが若年層だ。その背景にあるのが、トヨタの強烈な危機感である。


 2000年代、トヨタは車種展開の拡大や販売台数の増加を優先するが余り、ユーザーにとっての“魅力ある車づくり”がおざなりになった。その結果、若者のクルマ離れを引き起こしてしまった、という事情がある。


 販売台数の嵩上げや収益性へのインパクトが大きくないスポーツカーに注力するのはそのためだ。


「売れる車を優先してきたことが、若者のクルマ離れの要因になっている。若い人にワクワクしてもらえる車を作ることが、今後も自動車産業を維持していく上で必要だ」(嵯峨宏英専務)。


 実際に、データにも若年層からの支持が如実に表れている。発売当初は、86の登場を待ち望んでいた、かつての「車好きの若者」である40〜50代が主な購買層であったが、徐々に、購入年齢が下がってゆき、「どの世代もほぼ均等。直近では20代が最も購入するようになってきた」(多田哲也チーフエンジニア)という。


 86の“競合車種”である、マツダ・ロード―スターの購買層が40〜50代で過半数を占めることを考えると、一定の若年層の需要を取り入れられているといってよい。

#マーケットイン #ユーザーイン