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主要20か国の首脳らが、世界経済の課題を議論するG20サミットが中国の浙江省杭州で4日夕方から始まり、開幕式で習近平国家主席があいさつしました。
この中で、習主席は世界経済の現状について、「成長の力が足りず、需要不足で、金融市場がたびたび動揺し、貿易・投資の低迷が続くなど多くのリスクに直面している」と指摘しました。
そのうえで、習主席は「G20各国が経済政策で協調を強め、世界経済の成長促進と金融の安定維持で力を合わせるべきだ」と呼びかけるとともに、「財政・金融・構造改革の政策を総合的に考慮すべきだ」と述べ、世界経済の成長に向けては各国が政策を総動員するよう求めました。
また習主席は「G20の機能を危機対応から長期的なガバナンスへと変化させるべきだ」として、G20の役割強化を中国が主導したいという意図をのぞかせました。
さらに、「われわれは世界各国、特に途上国の声に十分耳を傾け、G20の活動に一層の寛容さを持たせるべきだ」と述べ、最も発展が遅れている国々への支援策も議論するとして、「最大の発展途上国」を自任する中国として、G20以外の途上国の経済発展にも配慮する姿勢を強調しました。