次の衆議院選挙に向けた民進党や共産党などの野党連携をめぐって、民進党代表選挙に立候補している3人の候補者は、いずれも理念や政策の一致が前提となるという認識を示しています。
これについて、共産党の小池書記局長は記者会見で、「先の参議院選挙でも、『安全保障法制の廃止』や『格差の是正』といった政策的な一致があった。野党連携には、われわれの政策は持ち込まないと繰り返し表明しており、次の衆議院選挙でも、何の障害もない」と指摘しました。
そのうえで、小池氏は、「国政選挙で、できるかぎり協力するというのは党首間で何度も確認、合意している。公党間の約束は重く、そう簡単に『なしよ』とはならない」と述べ、連携を継続すべきだという考えを強調し、民進党内の議論をけん制しました。
なぜ民進党保守派が野党共闘を否定するのかというと、野党共闘で統一候補になる人は基本的にリベラル派だから。たとえ当選したとしても、リベラル派が民進党内で増えることになり、保守派の肩身がさらに狭くなる。だから彼らは党内力学を考えて、自分たちの保身のためだけに野党共闘を否定している。
— 瀬戸明帆(Akiho SETO) (@kazamiya66) 2016年9月5日