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共産党は、今月15日から、静岡県熱海市で最高意思決定機関の党大会を3年ぶりに開き、最終日の18日、新たな活動方針となる大会決議を全会一致で採択しました。


決議では冒頭、「安倍自公政権とその補完勢力に、野党と市民の共闘が対決する日本の政治の新しい時代が始まった」として、これまでの自民党と個別に対じする「自共対決路線」から、民進党などとの「野党共闘路線」への転換を明確にしています。


そして次の衆議院選挙について、「民進党などとの野党4党による共闘を本格的に発展させ、『改憲勢力3分の2体制』を打破し、与党とその補完勢力を少数に追い込むことを目指す」としています。


そのうえで、「野党が本気で安倍政権の打倒を目指すならば、政権を倒したあとに、どういう政権をつくるかを国民に示す責任が生まれてくる」と指摘し、野党4党による「野党連合政権」の実現を目指す方針を打ち出しています。


志位委員長は、党大会のあと記者会見し、「野党共闘を発展させ、安倍政権を倒して、『野党連合政権』への道を開く流れを作っていきたい。まだ野党間での合意はないが、衆議院選挙に向けて政策や選挙協力を協議する中で、政権構想についても前向きの合意を得たい」と述べました。


また、志位氏は、民進党が理念などが異なるとして「野党連合政権」に否定的な姿勢を示していることについて、「それぞれの綱領や理念などが違っても、お互いにリスペクトの精神で協力するのが、野党共闘の在り方だ」と述べました。


一方、志位氏は、去年6月に藤野前政策委員長が辞任して以降、小池書記局長が兼務してきた政策委員長に、笠井亮衆議院議員を充てる人事を発表しました。


笠井氏は衆議院比例代表東京ブロック選出の当選4回で64歳。これまで党の政策副委員長を務めてきました。


このほか、党の理論的な支柱として現実路線を進めてきた不破哲三前議長は、引き続き、党最高指導部の常任幹部会委員にとどまることになりました。

#政界再編#二大政党制