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シリアでは6日、北部の都市アレッポ空爆を受けたあと、大勢の住民が呼吸困難の症状を訴え、化学兵器禁止条約で禁じられている有毒な塩素ガスが使われた疑いが持たれています。
空爆を受けた場所は反政府勢力の支配地域であることから、反政府勢力側はアサド政権が化学兵器を使用したと非難し、OPCW=化学兵器禁止機関は調査を行う意向を示しました。


これを受けて、シリア外務省は8日、国営通信を通じて声明を出し、化学兵器の使用を否定したうえで、「OPCWに協力する用意がある」として、調査に協力する姿勢を示しました。ただ、現場は戦闘地域であるため、調査は難航することが予想されます。


シリアでの化学兵器の使用をめぐっては、国連とOPCWが先月末、アサド政権が去年とおととしの2回、塩素ガスを攻撃に使用したと結論づける報告書を公表したばかりです。
アサド政権は3年前に化学兵器の廃棄に応じた際、「塩素ガスは日常生活でも使われている」と主張し廃棄の対象に含めなかったため、塩素ガスを化学兵器として使用しているのではないかと、たびたび指摘されています。

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