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自宅駐車場も貸し出せる!パーキングビジネス驚きの進化|消費インサイド|ダイヤモンド・オンライン

 コインパーキング業界首位のタイムズ(全国に約1万5000拠点を展開)が提供する「タイムズ駐車場検索」では、近隣にある同社駐車場のリアルタイム空車/満車状況が色分けにより、一目瞭然に見てとれる。また、カーナビアプリの「Yahoo!カーナビ」も、全国2万4000ヵ所以上の駐車場を対象に同様のリアルタイムの空車/満車状況を提供することで、「Googleマップ」との差別化を図っている。


 おかげで、ドライバーにとって、駐車場探しはどんどん便利になりつつある。しかし半面、地域最安値の駐車場までが簡単に探せるようになったことで、駐車場オーナーはますます激しい競争にさらされるようにもなった。そこで注目が高まっているのが、既存の自宅駐車場や月極駐車場などの遊休スペースを貸し出すシェアリングサービスだ。スマホアプリに登録するだけという手軽さで、空いたまま無駄になっている区画を賃貸しできるようになったことが、その背景にある。

「軒先パーキング」が2012年10月に、「akippa」が14年4月にサービスを開始し、急成長を続けていることで、駐車場シェアリングというサービスの認知度が高まりつつある。


 コインパーキングを新たに開設するには、車輪止めなどの設備や機材に300万円ほどの初期費用がかかるが、スマートフォン経由でのクレジットカード決済とすることでそれがゼロになり、しかもアプリで検索対象になることで費用をかけずに宣伝までも行えることが、駐車場オーナーにとっての大きなメリットだ。


 一方ドライバーにとっては、駐車料金が周辺の相場より安く設定されているうえに、コインパーキングと違って予約ができることが何よりの嬉しさだ。駐車場探しのために早めに着く必要もなく、すぐにクルマを駐められるからだ。

 akippaはそうしたニーズをつかんで駐車場物件数を全国で7000拠点(16年9月初旬時点)にまで増やしており、コインパーキング業界でタイムズ、三井のリパークに次ぐ第3位となっている。サービス開始から2年半弱でのことだから、驚異的な成長率と言えるだろう。

 この駐車場シェアリングの分野で、大手であるakippaに先駆けて時間貸しを実現したサービスがじつは存在する。名古屋市の株式会社シードが提供する「スマートパーキング」だ。16年3月にサービスを開始し、愛知県内を中心に約300箇所の駐車場で採用されている。


 スマートパーキングの特徴は、センサーを内蔵した専用カラーコーンを利用していること。これを駐車区画ごとに置き、利用者がスマホをかざして入出庫処理をすることにより、駐車状況をリアルタイムでモニターできる。おかげで、30分100円などという料金システムが採用でき、近隣のコインパーキングにも対抗できるようになる。

「人手とコストをかけずにやる方法として、考えたはてにたどり着いたのは、ユーザーの皆さんに監視役になっていただくことでした。せっかく駐車場の現地に行かれるのですから、その目を活かさない手はないと。アプリに『不正駐車報告』ボタンをつけて、ご報告いただいた方には300円分のポイントを差し上げる仕組みにしています。ユーザーの方なら深夜早朝も含めていつ駐車場にやって来ても不思議ではないので、定期巡回よりも効果的だと考えています」(株式会社シード 代表取締役 吉川幸孝氏)

 現在、NTTドコモ「docomoスマートパーキングシステム」という似たようなシステムを開発し、実証実験を行っている。これが正式サービスとしてリリースされれば、時間貸しとリアムタイム空車検索に対応した駐車場シェアサービスが一気に全国に広がることになり、競争の中から新たなイノベーションも出てくるに違いない。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160914#1473849424
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160913#1473762914
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160912#1473676970
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160910#1473503962
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