https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

中国 宝山鋼鉄が再編 粗鋼生産量世界2位へ | NHKニュース

発表によりますと、中国・上海の国有鉄鋼大手の宝山鋼鉄は、同じ国有の鉄鋼大手で、経営が悪化している中国・湖北省武漢鋼鉄を吸収合併する方向で検討を進めているということです。両社は今後、合併の時期や方法、それに、生産拠点の取り扱いなど、具体的な内容をさらに精査するとしています。


両社は鉄鋼製品のもとになる粗鋼の去年の生産量が、宝山鋼鉄のグループは世界5位、武漢鋼鉄のグループは11位で、合併が実現すれば、グループ全体の生産量がおよそ6000万トンとなり、新日鉄住金などを抜いて、世界第2位の巨大鉄鋼メーカーが誕生することになります。


中国は世界のおよそ半分の鉄鋼を生産していますが、過剰な生産によって企業の採算が悪化しているうえ、海外に安く輸出されて各国の鉄鋼業に打撃を与えているとして問題となっています。このため中国は、鉄鋼の過剰生産能力の削減を構造改革の柱に位置づけ、企業の淘汰(とうた)も進める姿勢を示していますが、今回の合併の動きが、過剰生産の削減につながるのか、注目されています。