優れた翻訳の背後には、優れた解釈がある。だから、原文を読める場合であっても、優れた翻訳を読む方がより分かりやすく、より優れた洞察を与えてくれることがしばしばある。だが、そこには罠もある。原文のうちに存在している解釈困難さや多様な解釈可能性が、分かり易い翻訳の背後に隠れてしまうのだ
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年11月5日
翻訳が存在しないからこそ、一冊の本が広く深く影響を与える事がある。翻訳なしに『神学大全』を読み通した岩下壮一や吉満義彦の著作に引用されてるトマスの言葉には、彼らがゼロから格闘していかに深くトマスのラテン語を読み込んだかが透けて見えるからこそ、読者にも多大なインパクトを与え得たのだ
— 山本芳久 (@201yos1) 2016年11月5日
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