ソロス・ファンド、金売却しエネルギー・新興資産に投資−日本株も - Bloomberg
資産家ジョージ・ソロス氏の資産を運用するソロス・ファンド・マネジメントは金を売却し、7−9月期にエネルギーや新興市場関連を含むリスク資産を積み増していた。
14日の当局への届け出によると、ソロス・ファンドは金を裏付けとする上場投資信託(ETF)のSPDRゴールド・シェアーズのポジションを売却。同ポジションは6月末時点で3040万ドル(約32億9000万円)相当だった。その一方で、日本や中国、新興市場のETF投資は増やしていた。
具体的にはウィズダムツリー・ジャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンドとiシェアーズ中国大型株ETFのポジションをそれぞれ3410万ドルと2410万ドル積み増し、iシェアーズMSCI新興市場ETFを9190万ドル相当購入した。
1−6月に25%値上がりした金は、7−9月には0.3%下げた。新興市場ETFは9%上昇。9月末までの3カ月間にソロス・ファンドがエネルギー関連8銘柄の株式を購入し、エネルギー業界への投資額を数百万ドルから1億3200万ドルに増やしたことも、届け出で分かった。
パイプラインを所有するウィリアムズの株式317万株を購入し、9月末時点の評価額は9750万ドル。これよりも規模は小さいがカリフォルニア・リソーシズやブラジル石油公社(ペトロブラス)、ライス・エナジーにも投資した。
原題:Soros Sells Off Gold ETF, Scoops Up Energy and Emerging Markets(抜粋)
ソロス氏、加バリック・ゴールド株を買い増し−保有株数が倍増 - Bloomberg
資産家ジョージ・ソロス氏の資産の管理・運用を行うソロス・ファンド・マネジメントは7−9月(第3四半期)にカナダのバリック・ゴールド株178万株を買い増し、保有株数は合計285万株となった。
監督当局に提出した届け出によると、世界二大産金会社の一つであるバリックの株価は上期に過去最高の株価パフォーマンスを示し、ソロス・ファンドは利益を現金化するために4−6月(第2四半期)に保有株の94%を売却した後、第3四半期になって再度購入した。
米国の金利上昇が予想される中で安全資産としての金に対する需要が減少し、14日のバリックの株価は7カ月ぶりの安値となる19.86カナダ・ドルに下落した。
原題:Soros More Than Doubles Stake in Barrick Gold as Shares Drop (1)(抜粋)
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