弁護士の全員落選で窮地−米カンザス州上院 https://t.co/Javge6i2QE
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2017年1月12日
米国政治において弁護士は主役を務めてきた。19世紀の思想家アレクシス・ド・トクビルは米国では弁護士が「最高位の政治階級」を占拠してきたと述べた。
ドナルド・トランプ次期大統領は弁護士ではないが、歴代大統領のうち26人は弁護士だった。バラク・オバマ大統領もそうだ。コネティカット大学教授で米国初期の歴史が専門のリチャード・D・ブラウン氏によると、「合衆国建国の父」――独立宣言に署名した人や1787年の憲法制定会議に参加した人を指す――のおよそ半数が弁護士で、商人と農業経営者を合わせた数を上回っていた。当時、弁護士業は、公職に役立つと考えられていた「エリート」と「国際的」という資質を備えた職業だとみられていた。