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いわゆる「袴田事件」で、再審=裁判のやり直しが認められる決め手となったDNA鑑定をめぐり、検証を行った別の専門家が、手法に疑問があるという報告をまとめたことについて、袴田巌さんの弁護団は「鑑定結果が否定されたわけではない」という見解を明らかにしました。


昭和41年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定していた袴田巌さん(80)について、3年前、静岡地方裁判所は犯人のものとされる血痕のDNAの型が袴田さんと一致しなかったという、弁護側の専門家の鑑定などを基に、再審を認める決定を出しました。


検察が鑑定の検証を求めたため、東京高等裁判所が別の法医学の専門家に実験を依頼し、先月、「実験で使われた試薬の中に、DNAを分解してしまう成分が含まれていた」として、鑑定の手法に疑問があるという報告が提出されました。


これについて、袴田さんの弁護団は東京都内で会議を開き、「仮に報告が正しいとしても、DNAを抽出できる量が減るだけで、鑑定結果が否定されたわけではない」とする見解をまとめ、今後、具体的に反論する方針を明らかにしました。


弁護団の笹森学弁護士は「裁判所から依頼された内容を無視した独自の研究実験で、検証とは言えない」と批判しています。